ちがい
准看護師と看護師の違いについていろんな面から探ってみたいと思います。



 

資格の違い

看護師が国家資格なのに対して、准看護師は都道府県知事資格です。
 
看護師は国家資格です厚生労働大臣から免許が交付されます。
高等学校衛生看護科(5年)、看護専門学校・看護短期大学・看護大学(3~4年)を卒業(卒業見込み)すれば看護師の受験資格が得られます。

准看護師は都道府県知事から准看護師の免許が交付されます。
高等学校衛生看護科(3年)、准看護師学校(2年)を卒業(卒業見込み)すれば准看護師の受験資格が得られます。

法律の違い

准看護師は「医師、歯科医師または看護師の指示を受けて、傷病者もしくは褥婦に対する療養上の世話または診療の補助を行うことを業する者」というのが准看護師の位置づけです。
 
看護師から指示を受けてとあるので、准看護師より看護師が上の立場であるという事になります。

ですが業務範囲に違いはありません。
指示の受け方に違いはありますが、(看護師は医師から、准看護師は医師、看護師から)業務範囲に違いはありません。
准看護師だからしてはいけないという制限は特に設けられていません。(病院単位で独自に制限しているところはあります。)

給料の違い

准看護師と看護師の平均年収の比較

准看護師と看護師の平均年収

2007 2008 2009 2010 2011 2012
准看護師 396 403 400 398 408 402
看護師 456 474 461 469 475 471
差額 60万円 71万円 61万円 71万円 67万円 69万円
2013 2014 2015 2016
准看護師 399 409 397 403
看護師 472 473 478 481
差額 73万円 64万円 81万円 78万円

参考:賃金構造基本統計調査

似てるけど違う資格

准看護師と看護師にはこのような違いがあります、でもそれは当たり前の事なのかも知れません。

准看護師は学ぶ期間が2年間です。
看護師は3年~4年をかけて学びます、准看護師と比べてより深く看護についての技術や理論を学んでいます。

看護について勉強した期間と内容は看護師の方が上という事は事実ですが、職歴によってこの点が納得いかないとなる場合もあるかも知れません。
例えば20年間働く准看護師のAさんと5年目の看護師Bさんでは、学んだ期間が長いという事実はあまり関係なくなっている場合が考えれます。

准看護師と看護師を比較してみると、できれば看護師の免許を取ったほうがいいのではないか?と管理人などは思うのですが、考え方や環境は人それぞれですよね。

それに、やっぱり看護師の資格を取りたいなぁという思いが芽生えた場合、進学コースの学校通信制の学校は存在します、准看護師から看護師になる道は開かれているし、環境は整っています!